眼に違和感や不調を感じたら、
まずはお気軽にご来院ください。
当院では一般的な眼科検査や、ドライアイや結膜炎などの角膜・結膜疾患、白内障や緑内障などの眼底疾患に加え、眼鏡やコンタクトの処方などにも対応しております。
また、赤ちゃんや子どもの眼の検査にも対応しているので、心配な親御様も安心してご来院ください。診療に当たっては最新の機器を導入しており、詳細に検査が可能です。地域の他院とも連携しており、スムーズな検査体制を整えて最適な医療を提供できるようにしております。
眼科診療で行う診療内容
IPL(最新ドライアイ治療)
当院で行っている「ルミナス ステラM22 IPL」によるIPL(Intense Pulse Light)治療は、マイボーム腺機能不全を改善する画期的な治療法です。米国FDA(米国食品医薬品局)で承認を受けており、侵襲が少なく効果が高いことから注目を集めています。
睫毛より少し粘膜側に存在する『マイボーム腺』。ここから分泌される涙に必要な油分が不足すると目が乾きやすくなり、ドライアイの原因になります。
IPL治療を行うことでマイボーム腺の詰まりが解消し、十分な油分が分泌されて涙が蒸発しにくくなり、目のうるおいを保つことができます。
小児眼科
お子様にとって病院は「怖い場所」、「痛いことをされる場所」というイメージですが、検査や治療は親御様だけでなくお子様自身の前向きな協力が必要不可欠です。
当院ではできる限りネガティブなイメージを払拭できるような雰囲気づくりを心掛けています。待合室や診察室は明るい雰囲気になるようにしており、特に斜視が疑われるお子様には検査を受けるのを嫌がられないようにしなければなりません。
眼の症状は初見では異常が見つからないこともあり、普段の生活での様子を確認することでより診断の正確性が高まります。そのため、お子様の眼に気になる部分などがあれば、可能であればご来院前に写真を撮って頂き、検査時に画像を医師にお見せください。
また、不安なことなどありましたらお気軽に当院までご相談ください。
オルソケラトロジーについて
オルソケラトロジーはオルソケラトロジーレンズ(高酸素透過性コンタクトレンズ)を装用する治療法で、一般のコンタクトと異なり、寝ている間だけ付けるタイプで、睡眠中に角膜の形状を正しく矯正することで、日中裸眼で過ごせるようになります。付け方や取り扱いは従来のコンタクトと大きな違いはなく、特別な知識や技術は必要ありません。
アメリカでは30年以上前から研究・処方され、現在では世界各国で安全性と有効性が認められるようになりました。日本においても2009年より厚生労働省から承認されており、装用が可能です。
ブリリアント眼科ドックについて
眼の病気は充血や眼精疲労など初期症状が出るものもありますが、なかには初期に症状が出ずに進行した段階で気づき、日常生活に支障をきたす恐れのある疾患もあります。
特に40歳以上の20人に1人に発症するといわれる緑内障、眼底検査によって高血圧や動脈硬化、糖尿病、まれに白血病や癌の転移まで見つかることもあります。近親者に緑内障患者がいらっしゃる方や糖尿病をお持ちの方、眼精疲労など少しでも違和感を覚える方、そして近視やドライアイの若年齢化も問題となっている現代において、もっとご自分の目を大切にしてほしいという願いです。近年ではコンタクトレンズの長時間の装用・コロナ禍でのマスク着用・タブレットやスマホの長時間使用によるドライアイの発症や悪化などが問題になっています。当院では早期発見・早期治療をすることで、患者様のQOV(Quality Of View)向上を目指しております。ご自身の目の状態を『知る』ことの大切さを。
眼鏡・コンタクトレンズについて
眼鏡やコンタクトは適切な度数に調整しなければ、かえって眼精疲労や視力低下を招く原因となってしまいます。当院では単焦点眼鏡と遠近両用眼鏡の両方の処方を行っており、コンタクトレンズにおいても近視用、遠視用、乱視用、遠近両用など多くのレンズをテストできます。患者様それぞれの状態に合わせたテスト処方が可能なので、お気軽にご相談ください。
一般眼科で診療する主な疾患
白内障
白内障は、眼の水晶体と呼ばれるカメラで言うレンズの部分が濁る疾患で、原因の多くは加齢によるもので、これを水晶体のたんぱく質が変化する「老人性白内障」と言います。白内障は進行すると、眼鏡をかけても見えにくくなってしまうことがあります。
緑内障
緑内障は何らかの原因によって眼圧が高くなることで、脳に眼の情報を届ける視神経が圧迫されて障害を起こし、視野が狭くなったり部分的に見えなくなったりする疾患ですが、最近では眼圧が正常であっても緑内障を発症することがわかっています。症状はゆっくりと進行することがほとんどで、症状に気づかずに末期になった段階で自覚するケースがあります。
早期発見・早期治療が重要で、多くの場合に人間ドックや健康診断に検査が含まれています。40歳を過ぎた段階で発症確率が高くなるので、一度検査を受けてみるようにしましょう。
ドライアイ
ドライアイは涙の量が少なくなったり、涙の質が変化する疾患で、角膜や結膜に障害を起こすことがあります。
主な症状としては、眼精疲労、眼の乾き、充血、異物感などを感じるようになります。
ドライアイにかかる患者様の数は近年増加傾向にあり、これはスマホやPCの普及、コンタクトレンズの一般が原因と言われています。コロナ禍で『マスクドライアイ』といわれる、マスクの長期装着による発症もあります。検査では涙の量や質を確認するとともに、眼の状態も調べます。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎はアレルギー反応が眼の表面に起こる疾患で、主なアレルゲンとして花粉やハウスダストが挙げられます。
眼は直接外気に触れる部分のため、様々な異物が入ってしまいます。通常、異物は涙や目やにとともに外へ排出されますが、過敏に反応してしまうことで引き起こされます。
発症すると、目の充血やかゆみなどが現れますが、こすらないようにしましょう。
加齢黄斑変性
加齢黄斑変性は加齢により網膜の中心部である黄斑に障害を生じる疾患で、欧米では成人の失明原因の第一位で珍しくない病気です。日本でも高齢化と生活の欧米化・喫煙により近年著しく増加しており、失明原因の第4位となってます。
網膜のほぼ中心には黄斑と言われる部位があり、物を見るために重要な視細胞が集中しています。黄斑の細胞は老化とともに萎縮したり、機能低下してしまいますが、ここに炎症が起こると視界の中心部が見えづらくなり、これを加齢黄斑変性と言います。特に50歳以上になると高齢になるほど多く見られます。誰にでも起こりえる可能性があるので、中心が暗く見えたり歪みが出るような症状を感じたら早急に当院までご相談ください。
ものもらい(めぼ・めいぼ)
ものもらいは一般的に「めぼ」「めいぼ」と呼ばれる日常的に馴染みのある疾患の一つで、目の周りが赤く腫れて痛々しい見た目となってしまいます。
脂を分泌する瞼のマイボーム腺が詰まったりして炎症を引き起こし、化膿することで起こる疾患で、大きく麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と霰粒腫(さんりゅうしゅ)の2つに分けられます。それぞれ原因や治療法が異なるので、正しく分析して適切な治療を早期にすることが重要です。
近視
物を見る際、眼球を通して光が角膜、水晶体へと通過していき、毛様体によって厚さを調整してピントを合わせるような仕組みになっています。
近くを見る際は水晶体が厚くなり、一方遠くを見る際は薄く調整され、屈折率は変化します。この屈折率の異常が近視や遠視、乱視と呼ばれ、近視は遠くのものがぼんやり見えてしまいます。強度近視は網膜剥離が起こる恐れもあるので注意が必要です。治療は眼鏡やコンタクトレンズにて矯正でき、軽度のものはオルソケラトロジーという特殊な高酸素透過性コンタクトレンズを就寝中に着用することで日中裸眼で過ごせるようにもなります。また、点眼薬との併用が有効です。
乱視
乱視になると焦点を一つに合わせることができなくなり、物が二重に見えるようになってしまいます。大きく正乱視と不正乱視の2つがあり、正乱視は角膜のひずみが原因で起こり、不正乱視は角膜表面が原因で起こります。また、乱視とともに近視や遠視も併発することがあります。
治療では眼鏡やコンタクトレンズでの調整が主になります。
斜視
斜視はあまり聞きなれない症状ですが、両目の目線が正しい方向に向かないことを言います。片方の眼は正しい方向を向いているのにも関わらず、もう片方の眼は別の方向を向くようになります。もしくは両方の目で起こることもあります。こうなると、物を立体的に捉えられず、機能低下や視力発達を妨げるようになります。原因には目の異常、遺伝や脳の一部の異常、強度の遠視、外傷などが挙げられます。
網膜の病気
上記以外の網膜の病気として、代表的なものは「糖尿病網膜症」「網膜剥離(裂孔)」「網膜静脈閉塞症」「黄斑円孔」「黄斑上膜」「加齢黄斑変性」などがあります。
網膜は眼球壁の最も内側部分に位置し、視細胞が集中しているため、異常をきたしてしまうと物が正常に見えづらくなってしまいます。
結膜の病気
結膜は瞼の内面と白目部分を覆う薄い半透明の膜のことで、ここに異常をきたすことで結膜疾患を引き起こします。結膜は大きく3つに分けられ、瞼の裏を覆う「瞼結膜(けんけつまく)」、白目部分を覆う「球結膜(きゅうけつまく)」、瞼結膜から球結膜に移る折り返し部分の「円蓋部結膜(えんがいぶけつまく)」があります。